腕時計で繋がり続けている、私と父の絆と大切な思い出

私が短大を卒業して4月から社会人になる目前に、突然父が、週末に一緒にデパートに行かないかと誘ってきました。日頃は家族みんなでデパートに行くので、どうしたのだろうと少し疑問に思っていました。しかし父のことは大好きなので、週末に一緒に出掛けるのことにしました。

週末になり父と2人でデパートへ出掛けました。デパートに着くと、父は何も言わずに私を腕時計売り場に連れて行きました。すると父は、「4月から社会人になるから腕時計を買ってあげようと思ってたんだ。社会人になると腕時計は必要だからね。」と言いました。そして前もって1人で下見にきていたようで、ショーケースの中に飾ってあるイブサンローランの腕時計を指さし、「これが似合うと思うから、これにしよう」と私に言いました。その時計はゴールドの時計で私も一目で気に入りました。そしてその腕時計を買って貰いました。

父からのサプライズな行動は驚きましたが、とても嬉しくて15年以上経った今でも私の素敵な思い出として心に刻まれています。そして今でもその腕時計を使い続けています。たまに別の腕時計が欲しくなりますが、父に申し訳ない気持ちになり、私が持っている腕時計は、父からプレゼントされた腕時計1本だけです。

これからもずっと大切に使っていこうと思っています。